鯖街道を歩く 第4回(全6回)

             
桑原からおにゅう峠

        
         根来坂(ねごりざか)峠  異界への入口

             

      2016年6月9日(木)  天気 曇り一時小雨

      行 程
      京都駅 → 桑原 … 三国岳登山口 … 針畑ルネッサンスセンター
        7:30  9:05(9:30) 10:10(10:20)   10:55(11:25) 昼食
      … 焼尾地蔵 … 根来坂峠 … おにゅう峠  
        12:35(12:40) 13:20(13:25)  13:40(14:00)
      針畑ルネッサンスセンター → 京都駅
      14:20(14:45)         16:35
               → バス … 徒歩

      前回の最終地点久多から桑原まではバス移動。スタートは桑原から。
      天気予報では雷雨、梅雨の最中でもあり覚悟して出かけた。
     予報がはずれて、途中2時間程小雨にあっただけで、たいしたこともなくよかった。

       
        (公社)びわ湖高島観光協会 駅からMAP 朽木 (くつき) より

      桑原 「じゅうべえ」前スタート 針畑川に沿って北上、針畑ルネッサンスセンター、
     小入谷を経て根来坂峠、おにゅう峠まで約11km。休憩を入れて4時間10分。  

      今回歩いた針畑地区は
      滋賀県高島市朽木の西部、安曇川の支流である針畑川の源流に位置し、
     八集落で構成されている。
      世帯数は約100世帯、人口約180人で福井県と京都府に隣接しており
     古くは「鯖の道」の中間地として賑わいをみせていた。

     以上、針畑郷地域協議会発行 針畑郷 源流が育むふるさとのくらし を参考にさせていただきました。

       
     桑原9時5分到着。 トイレを済ませ準備運動をして9時30分スタート。

       
     桑原の集落

       
    古谷簡易郵便局 針畑地区唯一の金融機関でもある。 三国岳登山口10時10分着。
                             スタートから40分
                             雨が降りだしたので雨具を着け、10分後出発。

       
     中牧集落針畑休憩所 週1回、         朽木西小学校
    公立高島総合病院の出張診療がある。
    地区唯一の医療機関。

       
     大宮神社                     大宮神社池、オーレンの花は散っていた。

         
         針畑ルネッサンスセンター10時55分着。スタートから1時間25分。

      ここは地元が運営する伝統食品の加工センター。漬物、笹茶、鯖のなれずし、
     へしこ、鹿のしぐれ煮などが作られ、販売もしている。
      鯖のなれずしを1000本漬けこんでいた。大きな石をいくつも重しにして管理が
     大変なんだそうだ。
      ”鯖はやっぱり小浜から” とお聞きしたら、千葉県産なのだという。
     若狭では昔のように鯖が獲れないらしい。
      早めの昼食。
      鯖のなれずしの試食をさせていただく。凍ったままの薄切り、
     初めて食べたが美味しかった。
      好きと苦手がはっきり分かれた。11時25分出発。

        
      木の真ん中から上はツルアジサイ。下はなんと!モリアオガエルの卵。
     耕作放棄したような田んぼの周りの木にいっぱい。中には、田んぼの草の上に
     産み付けられているものも。
      カエルもいろいろ、木登りの下手な奴、ずぼらな奴、いるんだなあ。
        
       
     小入谷集落。おしゃれな建物はパン屋さんだとか。

       
      綺麗な花、「長寿のハーブ」といわれる コンフリー だと思っていた。
     花は違うようだけど、葉がそっくり。
      ガイドさんによると ジギタリス と言うらしい。帰ってから調べて見ると、
     全草 猛毒 なんだって!!
      葉がコンフリーに似ているので、間違って食べる人がいるらしい。
     自信のないものは、うっかり食べてはいけないね。

       
        日本の山村風景とは思えない、外国の絵本の中の家のようだ。

      ジギタリスは外来植物で繁殖力が旺盛らしく、地域一帯に繁茂している。
     綺麗なんだけど、生態系には悪影響がありそう。

          
           雰囲気のある茅葺の家 

          
           針畑川を渡って、根来峠を経て小入峠を目指す

      小入峠まで曲がりくねった車道が続いているが、私たちは山道を直登し
     何度か車道と交差しながら上を目指す。

       
     これより山道                   水色のコアジサイ咲く 登山道


          
           コアジサイの花。バスの車窓からずーと目を楽しませてくれた。

       
    焼尾地蔵へ向けて。途中で雨があがり時折日が射す。 焼尾地蔵 12時35分着 
                              スタートから3時間5分
                                                
       
     5分休憩後出発                  左 車道。私たちは右の山道を登る。

         
        細い急坂。オオイワカガミの群落が続く。花の季節はどんなに綺麗だろう。

       
     ササユリ                      これはなんの花?

       
    展望が開けた場所にでる。周りは山また山。  根来坂峠へあともう少し、急登が続く。

         
      根来坂峠到着。13時20分スタートから3時間50分。峠はガスに包まれていた。

      
       峠の巨木

       
     峠のお地蔵さま                  異界への入口

        
      5分休憩後おにゅう峠へ。次回はここから始まる。巨木の下の道を下って福井県に
     入る予定。
        
       
     少し登って下ると                 車道に出る   地層が面白い

               
      杉の木のてっぺんまでらせん状に白い花が咲いている。この花が
     ツルアジサイなのか、イワガラミなのか意見が分かれた。私はイワガラミという
     花の名前を初めて聞いたから、もちろんその違いはわからない。
      帰って調べてみたら、萼片が1枚のものを イワガラミ、数枚あるものを
     ツルアジサイ というらしい。

         
      上の花をアップで撮ったもの。白い萼片が3枚から4枚ある。従ってこれは
     ツルアジサイ ということになる。

       
     今日の終点 おにゅう峠到着 13時40分。スタートから4時間10分。

      帰路、再び針畑ルネッサンスセンターに寄る。100円のへしこ茶漬け
     (紙コップに白御飯を入れて、上にへしこを1切れのせ、熱いお湯を注ぐ)が、
     とても美味しかった。

      N添乗員さん、Mガイドさん、T運転手さんお疲れ様でした。
     狭い道、曲がりくねった道、バシッバシッと木の枝がバスにあたる音、対向車と
     すれ違う時、手に汗握る。運転手さんほんとにお疲れ様。
      一緒に参加した皆さんは、多才でフレンドリーな方が多く、
     お蔭で楽しい歩き旅ができました。ありがとうございました。
         
           次回(第5回) 根来坂峠から鵜の瀬は  7月14日 


                    鯖街道を歩くへ 戻る

                    ウオーキングへ 戻る