湖南アルプス   堂山・太神山
               田上山)            たなかみやま
                        野洲市さざなみスポーツクラブ ハイキング
     
      湖南アルプスの名でハイカーに親しまれている田上山は、
    大津市南部瀬田川左岸、田上から大石地区に広がる山岳地帯の総称。
     主峰は太神山(599.7m)で、堂山(387m)、笹間ケ岳(433m)、
    矢筈ケ岳(562m)、猪背山(553.3m)からなる。

         以上 ウオーターステーション琵琶のHP 「第2回歴史を語る会 大日山・太神山と
          大戸川の歴史を探る」を参考にさせていただきました。

      
私たちは田上山系の内、堂山と太神山を歩いた。

       
        堂山からの眺め    三上山と新名神高速道路

      2016年9月25日(日)  天気 晴れ

      行 程
       野洲駅 →   石山駅   〜 アルプス登山口 … 堂山山頂 …  
       7:47        8:06(8:25)     8:50(8:55)     10:35(10:55)  
       鎧ダム   …     迎不動
       11:55(12:30)昼食  13:05
       太神山   …  アルプス登山口   〜  石山駅
       14:35(14:55) 16:05(解散 16:08)    16:33
                         → 電車 〜 バス … 徒歩
        
         
       関西 里山・低山歩き  関西 日帰り山歩きベスト100   いずれも 岡弘俊己 実業之日本社 より
         歩いたコース 赤い太線  所要時間7時間

       
     石山駅から路線バスで約25分、アルプス登山口到着。8時55分スタート。

           
            天神川に沿って上流へ  川を渡る

       
     バス停から約10分歩いて 道路を離れ     天神川の河原へ下りる

            
             天神川を渡る

            
             雨の後だったので水量が多く、渡るのに難儀した

            
             天神川を離れ、沢沿いの道を堂山目指して登る。

                 
                  険しい岩山

       
        沢を何度も、ジグザクに渡って登って行く。  左上は堰堤。

           
            堰堤の上にでると景色がガラッと変わる

       
     堰堤が顔に見える                 展望が開けてきた 三上山

           
            大津市街と比叡山

       
     山頂直下 急な岩場を登る   10時35分(スタートから1時間40分)堂山(384m)到着

       
      10時50分堂山スタート。ロープにつかまり岩を下ったり、
     狭い岩の間をよじ登ったりなかなか険しい。

        
         尾根道になると眺めが良い。 右奥に伊吹山も見える。

            

            
             面白い形の岩  塔のような形や重ね餅のような岩も

         
      11時55分鎧ダム着。堂山から約1時間、スタートから3時間。
     ダムといってもご覧のとおり砂で埋まって広い砂場になっている。ここで昼食。

      その昔、藤原京や平城京などの造営などに際し、田上山の檜が数万本伐採された
     記録(正倉院文書)が残っている。
     瀬田川・宇治川・木津川を利用して奈良まで運んだようだ。
      その後も寺院造営の用材や、信楽の窯業用、燃料や灯り用として小柴や松の根まで
     採取され、 江戸時代には 田上の禿 と呼ばれるようになった。
      瀬戸内工業地帯の背景の山(入浜式製塩業)、瀬戸・多治見・土岐地方(窯業)と共に
     日本三大禿山として有名。
      その為大雨が降れば山肌から多量の土砂が大戸川・信楽川・瀬田川などに
     流出し、近江の国ばかりか淀川を下り大阪湾を埋め、大阪平野を広げたと
     言われている。
     度々大規模な氾濫を繰り返し、麓の村々に被害を及ぼした。
     砂防工事は江戸時代から今日まで続けられ、現在は緑が回復している。
      一方、禿山となったためにこの山の鉱物調査が容易になり、水晶、黄玉トパーズ、
     リチームを含むチンワルドの雲母などが産出され、鉱物の山として有名になった。
             

        以上 ウオーターステーション琵琶のHP 「第2回歴史を語る会 大日山・太神山と大戸川の
         歴史を探る」 と wikipedia を参考にさせていただきました。


     今でも運が良ければ小さな水晶を見つけることができる かもしれません。)

           
           12時30分 鎧ダムを出発、鎧ダム堰堤を見てから再び下る

       
     沢を渡り                       歩きにくい岩を渡る

       
     最近完成したばかりの 迎不動堰堤   

       
     13時05分 鎧ダムから35分で道路へ    数メートル下流側にある迎不動

           
      道路をしばらく歩いて、不動橋を渡り東海自然歩道に入る。これより太神山へ登る。

       
     午前中の疲れから長い登りがつらい     泣不動  ちょっと一息いれる

       
     14時20分 二尊門到着           14時35分不動寺着 迎不動から1時間30分
                              暑くてペットボトル2本の水が空になる。
                              こちらで水をいただく。美味しい水。
                               足腰お守り を購入。

       
     幸運にもお開帳の期間中(9月22日から28日)で、神事(?)の練習をしておられた。
     普段は無住のお寺だと聞いた。

      ※※ ネットで太神山不動寺お開帳を検索していたら、
       太神山不動明王御開帳  採灯大護摩供〜  2016−9−26(月)
      として You Tube にその模様がアップされていた。
      上の写真の方も山伏姿で写っており、初めて 護摩 の一部始終を見ることができた。

       
     急な石段を登ると               舞台造り(懸造り)の不動寺本堂が現れる
                               貞観元年(859)円珍によって開かれる。
                               南北朝時代のもので重要文化財。

           
            大岩に本堂の屋根がくっついて建てられている
                
       
     本堂を少し上がった所が太神山の山頂    山頂にあるお堂

      山頂を14時50分に出発。帰りのバスの時間が16時08分。
      1時間少々しかないので大急ぎで下る。(このバスに乗り遅れると次は1時間後)
     バス停に着いたのが16時05分。ああしんどかった。

      昔(50年ほど前)、まだ若くて独身だったころに何度か田上山に登ったことがあった。
      トロッコの軌道を歩いて登り、禿山に植栽した草が茂っていた記憶がある。
     今回歩いて感じたのは、昔歩いたところはいったい何処だったのだろうということ。
     トロッコの軌道もないし、山には木が茂っているし…
     (堂山、太神山、笹間ケ岳、矢筈ケ岳、猪背山を総称して田上山というらしいことが、
     今回色々調べる過程でわかった。)
      その頃はただ 田上山 と呼んでいたから登ったのはどの山だったのかなあ。
     案内をしてくださった方(私より先輩)や同年齢位の方に、「50年位前田上山に
     トロッコがありましたよねえ」 と聞いて見た。
     先輩曰く 「儂 まだ生まれてなかった」 ですって。 知っている人は誰もいなかった。
     私の勘違いだったのか。
      帰ってから古いアルバムを探して証拠写真を見つけた。

       
     ここが田上の何処なのか やっぱり謎

      さざなみスポーツクラブのスタッフの皆様、お世話になりました。
     スリルのある楽しい山歩きでした。ありがとうございました。


                   帝産湖南交通バス時刻表

               
         石山駅発 平日    土・日・祝日  

              
       アルプス登山口発 平日   土・日・祝日


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