北国街道 今庄宿
      2019年4月12日

      近場でカタクリの花を見られる所をネット検索していたら、福井県南越前町今庄が
     ヒットした。
      駅から5分ほどの神社の裏に群生地があるという。調べてみると、4年ほど前に
     鹿害にあったという。万が一花が見られなくても、北国街道の宿場町だった所だから
     まちあるきを楽しめそうだと、友人と行ってみることにした。

        
         
       
        南越前町 観光町づくり課発行  北国街道今庄宿 まちめぐりガイドブック より
   
      米原経由、近江塩津と敦賀で乗り換え今庄へ。1時間45分で到着。

       
       立派な駅舎  観光協会の方なのか、駅にいた女性にガイドブックと地図をいただく。
             大変立派なガイドブックと地図

     
      まちめぐりガイドブックより

       
        まずは、カタクリの花を見ようと新羅神社へ(場所は観音町になるのかな)
       石段を登る。

       
        本殿 お詣りしてから本殿左側へ。

       
        カタクリの花
      本殿左横に カタクリ群生地 の看板。カタクリの花は7〜8本ほどポツンポツンと
     咲いていた。以前のことを知らないので断定はできないが、鹿に食べられてほぼ
     全滅に近いと思われる。あまり期待していなかったので、落胆することもなく、花を
     見られただけで感動した。

               
              かれんな花が、以前のように復活してほしいと願っている。

       
        神社の参道脇 わさびの花
  
                       まち歩き

       
                       
           
            南越前町 観光まちづくり課 北国街道今庄宿 まちめぐりガイドブックより
      
      北陸線の峠越え(山中峠)のため、蒸気機関車の連結・取り外し基地として
     活気を取り戻した今庄でしたが、1962年、北陸トンネルが開通したことにより
     蒸気機関の基地としての役割も終わりをむかえた。
      北陸トンネル(13870m)は、1972年に山陽新幹線六甲トンネルができるまで、
     日本一長いトンネルであった。

       

       
        今庄宿有数の旧家、京藤甚五郎家 卯建が上がり、外壁は全面塗籠。

       

       
        1階の屋根と2階の間に美しい模様(なんという名称なのか?)と鯉や花の
       瓦。このような家は今まで見たことがない。

       
         造り酒屋  

       
        古民家レストラン 伝統料理のランチをいただく。美味しい今庄そばも。

       
        今庄宿 本陣跡 桜が満開。

       
        本陣跡に建つ 明治天皇今庄行在所

       
        問屋場跡

       
        宿場のはずれ 矩折(かねおり)
       まちの防御のため、急に屈折して遠くを見通せないように街道が作られている。

      今庄宿についての予備知識がなかったので、来てみて正直驚いた。明治29年から
     昭和37年(1962)まで、鉄道の町として繁栄したことも知らなかった。
      立派な建物が多く残っていて、当時の繁栄ぶりがしのばれる。

      玄関の椅子に腰かけていたおばあちゃんに話かけておしゃべりをした時、
     「このあたりもすっかり空き家が増えて淋しくなった」と言われた。
      5月26日は今庄そばまつりがあり、会場のスキー場までバスが出て
     とても賑わうからぜひ来てとおっしゃった。さすが宿場町のおばあちゃん、
     フレンドリーで町を愛していることが感じられた。


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