青春18切符の旅

                        小豆島
      2019年9月7日〜8日

     
      国民宿舎小豆島から 落日

      9月7日
      野洲6:57 〜 相生9:30(9:32) 〜 岡山10:38(10:53) 〜 高松11:49
      高松港13:00 高速艇スーパーマリン 土庄港13:35


        
         瀬戸大橋を渡る電車の中からの景色。
        50数年前小豆島に行った時は、宇高連絡船(宇野、高松間)で行った。
       もちろん、瀬戸大橋はなかった頃のこと。
        高松駅に予定より遅れて12時着。7時前に出発して5時間、長かった。
       駅前で昼食を済ませて歩いて高松港へ。
 
        
         高松港

        
         この高速艇で小豆島へ渡る。
        奥に見えるのは、源平合戦の舞台の一つとなった屋島。

        
         土庄港
        高松港から土庄港まで高速艇で約30分。高速艇の冷房設備のトラブルで
       冷房がなく(気温30度を超していた)、過酷な30分間だった。

     
      小豆島 バス路線図

       
        土庄港 平和の群像
      二十四の瞳映画村へ向かう。路線バスで映画村まで行くと1時間以上かかるので、
     途中のオリーブ公園口(オリーブビーチ)から渡し舟(30分位短縮できる)を利用する
     ことにした。

        
         オリーブビーチ
        チケットを買うために窓口に行くと、風が強くなって来たので渡し舟の
       運行は中止することになったという。

        
         確かに風が強くなって来た。

        
         正面の島のように見える所が 二十四の瞳映画村 のある岬。
        次の路線バスに乗って行くと、閉館時間を過ぎてしまうので、映画村へ行くのは
       諦めて、道の駅 小豆島オリーブ公園で遊ぶことにした。

     ※ 二十四の瞳映画村
      小豆島出身の壷井栄の小説『二十四の瞳』が、1954(昭和29)年に
     木下惠介監督、高峰秀子主演で映画化された。
      1987(昭和62)年、朝間義隆監督、田中裕子主演で再映画化される。
      その時のロケ用オープンセットなどを残し映画村がオープンした。


        
         オリーブの実

      オリーブビーチから坂道を登ること10分弱。道の駅小豆島オリーブ公園に着くと、
     ほうきを手にした人の行列。
      オリーブの実の収穫(落とした実を掃き集める?)をするのかなあと娘と話していた。
      どうもそうではなさそう。ギリシャ風車の方へ向かっている。

       
        これをやるためだったようだ。
       私はアニメを見たことないし知らなかったのだが、映画『魔女の宅急便』
      (2014年公開)のロケ地になった所なんだそうです。
       ほうきにまたがって「せーのっ」とジャンプ。魔女になった気分を味わっているようです。

       
        楽しそうですね。撮らせていただきました。

       
        ギリシャ風車は小高い丘の上にある。左側海上に見えているのは、行けなかった
       二十四の瞳映画村のある岬。

      ※小豆島とオリーブ
      小豆島に初めてオリーブがやって来たのは1908年。
      当時、三重、鹿児島、香川の三県で、苗木を使って試作を行ったのが始まりです。
     他の地域が木の成長に伸び悩み栽培を断念する中、小豆島の西村地区に植えた
     オリーブだけが順調に育ちました。
      日本初の試みは試行錯誤の繰り返しでした。日本にしか生息しない
     オリーブアナアキゾウムシの被害にも悩まされ続けてきましたが、栽培管理を担った
     地元農家のたゆまぬ努力の積み重ねが、栽培の成功へとつながったのです。
         道の駅 小豆島オリーブ公園 パンフレットより 転載させていただきました。

      宿にチェックインするにはまだ少し早い。道の駅で芥川仁写真展のチラシを見つけたので、
     それを観に行くことにした。
      井上誠耕園らしく園前まで路線バスで移動。

      井上誠耕園さんのおしゃれなショップとレストランで写真展の場所を尋ねる。
      綺麗な店員さんが、「海岸の方に降りて行くと真珠養殖小屋があります。そちらです」
     と教えてくださった。オリーブ畑の中を下って行くと、海岸近くに味わいのある
     小屋が見えてきた。
     
       
        真珠養殖小屋  芥川仁写真展  と控えめな看板が入口に
      
     ※ 芥川 仁 宮崎市在住。水俣病や宮崎県土呂久鉱害をテーマに活動。

     ※ 写真展「小豆島物語」
       2019年4月13日 〜 一年間
       年中無休  入場無料  開館時間 9時〜17時
       場所 井上誠耕園らしく園内 真珠養殖小屋

      2017年から2018年まで2年間の記録。自然と大地に感謝をこめてオリーブやミカンを
     栽培する井上誠耕園の人たちの姿や、伝統を引き継いで自然とともに生きる小豆島の
     人々を撮った写真展。島の人々の素朴な暮らしをとおして「幸せ」の本質を問いかけている。

                
井上誠耕園 HPより抜粋させていただきました。

      中に入ると冷房がきいていて快適。私たち親子だけしかいない。ゆっくりと鑑賞。
     
        
         外に出ると、正面に今夜の宿 国民宿舎小豆島が見える。

      国民宿舎小豆島に電話して、迎えに来ていただく。送迎をしてくださるので
     とても有難い。(送迎の時間と場所が決まっているので、確認が必要)

       
        国民宿舎小豆島の駐車場から夕陽を撮る

       
        陽が沈んでしばらくすると、空が赤く焼けて光の筋ができる。

       
        大勢が写真を撮っていたのに、陽が沈むと皆なかに入ってしまった。
       もうちょっと待てば、この景色に出会えたのにね。

       
        町の灯りが目立ってきた。

      9月8日
      土庄港13:40 〜 高松港14:15  高松駅14:40 〜 岡山15:32(15:41) 〜
      相生16:47(16:48) 〜 姫路17:08(17:11) 〜 大阪18:13(19:30) 〜
      野洲20:30

      宿のマイクロバスで、エンジェルロードまで送っていただく。
     ありがとうございました。

                     エンジェルロード

     
       観光案内所や道の駅、ホテルなどにエンジェルロード潮見表のパンフレットが
      置いてある。ネット検索も可。
      (事前に干潮の時間を調べてから、スケジュールを組むと効率よく観光できます。)

      
        弁天島の展望台から。奥に屋島が見える。
       
       
        歩いて中余島へ渡る。 細かいサラサラした砂。

       
        砂のロードの左側は岩場

       
        どこかで見たようなと思ったら、Windows10になったころのホーム画面に
       似ている。中余島の岩にあいた穴。

       
        反対側から

       
        小与島と大与島 これから先は進入禁止。


                      迷路の町

      迷路の町は、約700年前に、海賊の侵入や戦乱、強い海風に備えてつくられた
     迷路のような路地が広がる不思議なまちです。
            
迷路のまちMAPより  企画・発行 迷路のまちの本屋さん 

      宿のマイクロバスでエンジェルロードへ送っていただく時、迷路の町も歩いて
     みるよう勧めてくださった。今日も暑いので歩くのは気が進まなかったが、
     エンジェルロードから近いし時間もあるから行ってみることにした。

       
        迷路の町の石塀

      赤い三重塔が見える。電線が邪魔して綺麗に撮れる場所がない。
      庭の掃除をしている男性に声をかける。すると私がカメラを持っているのを見て、
     三重塔の撮影ポイントまで案内して下さった。ご親切にありがとうございます。
      地元の方にあったら、話かけるものですね。
    
               
                 その写真がこれ。西光寺の三重塔。

      世界一狭い海峡に行く道を尋ねると、丁寧に教えてくださった。
     お陰様で迷路で迷うことなく、目的地の海峡に行くことができた。

     


       
        川か運河にしか見えない。海峡といえば急流というイメージがある。
       激しく流れる時間帯もあるのだろう。今は穏やか。

       
         海峡と近代的建造物


      小豆島をくまなく観光しようと思ったら、自家用車で行くかレンタカーを利用するのが
     いい。時間に余裕があって体力があるなら、自転車でまわるのが面白いかもしれない。
      今回は、青春18切符を使って(新幹線と特急は使えない)小豆島まで行き、
     一泊してまた普通電車に乗って帰るのが旅の目的。大まかな予定はたてていたが、
     お天気と現地の状況によって対応しようという、気ままな旅。
      
      70歳を過ぎた婆さんがよくやるよ、という思いと、まだまだいけるという
     愚かな自信。流石に電車に5時間座るとお尻が痛くなる。筋肉も脂肪も
     なくなっていることを実感した。


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